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このブログは、カムC空次郎が食べた福島の美味いもの、喜多方ラーメン、読んだ本、登った山、入った温泉、そして東京下町の酒場など、俺が思ったことを綴ったブログです。
ファスト風土化する日本
どこの町並みも同じだなーと感じたのは、車を運転するようになってかである。ロードサイトにはどこにでもあるようなチェーン店が並び、同じような物を売っている。どの街にいっても原色の看板が立ち並び、消費者をいかに誘導しようかと狙っている。その様子を見ると本当にこれでいいのかなーと思ってしまう。

 昭和生まれで田舎に育ったせいか、子供の頃は今ほど便利でもなく、今ほど好きな物が好きな時に買える時代ではなかった。夏祭りなどは子供にとって最大のイベントであり、心躍らせながら向かったものである。
 また正月などは更に重要なイベントであり、年末に母親が作る特別な料理を心待ちにしていた記憶がある。ハレとケが存在した時代である。

 いつからだろうか、こんなに物を買うという事が軽くなったのは。いつの頃からだろうか街の商店街に行かなくなったのは。田舎に帰る度に思うのは、輝いていたあの頃の商店街がセピア色に染まっている現状に対する寂しさである。

 あまりにも便利になった日本に育つ息子たちをみて、本当に幸せなのかと思うのは僕だけだろうか。大衆消費社会の功罪を抱えるのが今の日本ではないかと思ってしまう。

 三浦展氏は「下流社会」で今の格差社会に一石を投じた作家である。「ファスト風土化する日本」は、いまの地方がファストフードの様に画一化すること対する現状を指摘した本である。この本を読むと都市化する地方が抱える問題や地方の大衆消費社会が生み出す歪みを知ることができる。

 確かに地方都市での凶悪な犯罪を耳にすることが多くなった。街づくりに興味のあるかたは一読を。


 
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